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もみ殻舗装の防草効果
お世話になっております。
以前から、もみ殻の舗装材としての有効活用を模索しておりますが、今年の6月にもみ殻舗装の防草効果の検証と経年劣化と紫外線による色落ち(脱色)を軽減するため、もみ殻舗装に着色し、試験的に施工してみました。
土の上に舗装した直後の写真がこちら。近景の写真がないので見難いのですが着色状態(赤と緑と黄色)きれいな状態です。
2か月後、8月に撮影した状況。
もみ殻舗装の周囲には所々スギナ、ドクダミ等生えてきております。
肝心のもみ殻舗装上には、
若干もみ殻舗装の厚さが薄い部分なのでしょうか?芝が舗装を突き破って出てきてしまいました。この箇所以外は、スギナなどが突き破って出てきていないので、もしやこの部分の舗装厚さが薄いのでは?と仮定できます。
そしてこちらが、最近(12月)撮影したものになります。
周りの雑草も少なくなっていますが、およそ半年経過して色合いもきれいなままです。
通常、もみ殻を着色せず舗装すると脱色・変色してちょっと汚いかなと感じるのですが、今回着色したことで、景観的にいい状態を少しでも長く保てるようになりました。
着色したことで、紫外線による劣化を少しでも抑えることができれば、さらに耐久性の向上も見込まれるかもしれません。今後の経過にも注目です。
お庭周りなど、雑草をはやしたくない場所は大体防草シートを使用したり、コンクリートを打設したりと、景観上殺風景でどこでもやっていることが多いかと思われます。また、コンクリートは意外とコストがかかるし、防草シートはコストは安いが単体では真っ黒なお庭になるため、上部に砂利を敷くといった一辺倒な施工しかできません。
園路やお庭周りなど、ほかにも人工芝やインターロッキングブロックなど施工される方も多いと思いますが、もみ殻ならではのクッション性、そして、今回着色したことによるデザイン性の向上、また、ほかの資材に比べ、安価で環境問題にも寄与できる。そんなもみ殻を使用した防草舗装。意外におすすめです。
もみ殻の舗装材としての有効活用(その後2)
約1年半前に、もみ殻舗装を施工した個所についてその後の経過を調査いたしました。
こちらが施工直後のもみ殻舗装。
そしてこちらが、1年半経過後のもみ殻舗装
施工当初と比較して、表面の色が薄くなっていることがわかります。
おそらく、紫外線等の影響で、色素が抜け色が薄くなったのではと考えられます。
ちなみに、雨が降った後は、
湿っている部分は色が濃く、乾いている部分は白っぽく見えます。
現地を確認してわかったことは、このもみ殻舗装は、若干水を含む(保水性)性質がありそうだということ。そして、舗装材表面の見た目の変化は見られたが、表面の剥離、欠損などは見受けられず、また靴の裏で擦って剥離するか調べたところ、数粒程度もみ殻が剥がれる程度であった。
この1年半を通し、雨、紫外線、積雪、凍結等の影響は多分に受けているが、見た目の変化以外施工当初から期待されるクッション性、耐久性、対候性などの問題に大きな変化は見られなかった。
このことから、歩行者や自転車などが利用する場所で、舗装材として一定の役割を満たすことが可能だと考えられ、ほかにも防草に対する効果も見られるので、別途そちらの方も調査をしていこうと思います。
今後は、実用化を見据え、一般住宅のお庭や駐車場など試験施工を実施し、調査を進めていきます。
もみ殻の舗装材としての有効活用のその後
【求人情報】
求人情報をご覧いただき、ありがとうございます。
東北アベル㈱は、公共建設工事から民間の土地造成工事、舗装工事などを手掛ける会社です。
「みんなで幸せと楽しみを共有し、新しい価値の創造にチャレンジ」従業員、家族、顧客、社会に喜ばれる企業を目指しています。
今当社では、土木工事作業員を募集しております。
〇新しいことに取り組むことが好きな方
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応募方法はお電話もしくはホームページのお問い合わせからご連絡ください。
採用担当・安部 電話番号 024-952-0263
【新技術開発】もみ殻の舗装材としての有効活用
お世話になります。
日本人が長年主食として食してきた【お米】。
そのお米が出来上がる際に、お米を守ってきたもみ殻。
しかし、処理の実態を調べてみると、
もみ殻の大部分は、生産農家で処理する現状となっており、その処理方法は、
1.農地へのすき込み利用
2.畜舎敷料しそのまま又は、焼却後農地に還元
という方法がとられているようです。
再使用(リユース)は可能だが、なかなか再生利用(リサイクル)が難しい素材であるようです。
私たちは、もみ殻の再利用を阻む特性でもある、【固さ】【腐食しにくさ】そして、たくさん集めたときにふわふわとする【クッション性】などに着目し、どうにか再生利用できないかを検討しました。
その結果、もみ殻を利用した舗装を開発することにしました。
実際に、サンプルを作成してみたところ、歩行感もよく、足に負担なく歩けるようなクッション性を持っていることがわかりました。
また、透水性もあるため、路面への滞水もなく、公園などの遊歩道に適するのではないかと考えます。
今のところ、顕著な腐食や、劣化は見られません。
現段階では、対候性、耐水性、、耐摩耗性等に問題がないか、また舗装としての機能に問題がないか等確認をしているところですが、
来年度あたりにある程度実用化していければと思っています。
景観工法【アレンジアスファルト】施工始めました。
お世話になっております。
弊社において、景観工法【アレンジアスファルト】の施工取扱いを開始いたしました。
アレンジアスファルトは、アスファルト舗装上に、デザイン性の高いパターン(形)に色を付ける工法で、
一般住宅や店舗、商業施設の駐車場や学校、公道の歩道など、様々な場所で用いられています。
従来のままではアスファルト舗装は、外観がのっぺりとし殺風景になりがちですが、【アレンジアスファルト】なら、
インターロッキングブロック張や自然石張に比べ低コストかつ、短工期での施工が実現します。
また、色柄ともに充実したラインナップがございますので、ぜひご検討いただけると幸いです。
※資材【アレンジアスファルト】販売元 株式会社ハチヤマテリアル
〒369-0306 埼玉県児玉郡上里町七本木2614-1
事務所前舗装リニューアル
アレンジゴムチップ舗装(仮)
お世話になっております。
弊社では、従来のゴムチップ舗装に新たにパターンをアレンジし、
アレンジゴムチップ舗装(仮)を試験的に施工いたしました。
画像は、既設のアスファルト舗装の上に直接ゴムチップを乗せ、石張りのような模様に目地を設けました。
また今回は、ゴム系(画像右側)と天然石系(画像の左側)のウレタン樹脂舗装の二種類で施工してみました。
通常ゴムチップ舗装は目地など作らずのっぺりとした仕上がりになりますが、アレンジゴムチップ舗装ならいろんなパターンで目地を組むことができます。
今後、別パターンでの施工を試みてみたいと思います。
検討される方おりましたら、一度ご相談いただければと思います。
安部
酸化マグネシウム系真砂土舗装材「ジオミックス」
久しぶりの投稿となります。
だいぶ気候も春めいてきたので、草花も生き生きと芽吹いてきました。
当然ながら、雑草も元気に生い茂ってくるでしょう。
そこで、雑草抑制効果のある固まる土。
ジオサプライ合同会社製造の『ジオミックス』を弊社の花壇で試してみました。
『ジオミックス』はセメントを使わずに真砂土が固まる、酸化マグネシウム系真砂土舗装のことを言います。
『ジオミックス』の特徴は何といってもセメントや石灰を使用していないこと。
そのため、環境に与える負荷が小さかったり、固まってからひび割れが出なかったり、雑草の発育を長期にわたり抑制する効果があります。
施工の方法は、普段からお庭まわりの手入れをされる方や、DIYがお好きな方には、さほど難しくありませんが、やはり失敗の恐れもありますので業者にご依頼いただければと思います。
【施工前】 【ジオミックス敷均し】 【散水】
【散水後転圧】 【完成】