もみ殻の舗装材としての有効活用(その後2)

約1年半前に、もみ殻舗装を施工した個所についてその後の経過を調査いたしました。

こちらが施工直後のもみ殻舗装。

そしてこちらが、1年半経過後のもみ殻舗装

施工当初と比較して、表面の色が薄くなっていることがわかります。

おそらく、紫外線等の影響で、色素が抜け色が薄くなったのではと考えられます。

ちなみに、雨が降った後は、

湿っている部分は色が濃く、乾いている部分は白っぽく見えます。

現地を確認してわかったことは、このもみ殻舗装は、若干水を含む(保水性)性質がありそうだということ。そして、舗装材表面の見た目の変化は見られたが、表面の剥離、欠損などは見受けられず、また靴の裏で擦って剥離するか調べたところ、数粒程度もみ殻が剥がれる程度であった。

この1年半を通し、雨、紫外線、積雪、凍結等の影響は多分に受けているが、見た目の変化以外施工当初から期待されるクッション性、耐久性、対候性などの問題に大きな変化は見られなかった。

このことから、歩行者や自転車などが利用する場所で、舗装材として一定の役割を満たすことが可能だと考えられ、ほかにも防草に対する効果も見られるので、別途そちらの方も調査をしていこうと思います。

今後は、実用化を見据え、一般住宅のお庭や駐車場など試験施工を実施し、調査を進めていきます。

 

 

 

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